シェフのメッセージ

 皆様、こんにちは。スリジェの豊嶋でございます。
これまでは、料理一筋でやって参りましたが、お客様が「スリジェ」の料理を美味しく、楽しくお召し上がり頂けるために、少しでもお客様とのコミュニケーションが図れるものをお届けしようと思っております。

 このトピックでは、私が今までに経験した事を前提に“フランス料理雑学”としてお話し、フランス料理の歴史、レストラン事情等をおり混ぜながら伝統的な料理の紹介と共に、 日本の家庭に於いても手軽に作ることが出来るよう配慮したレシピを紹介します。

お客様からのご意見やご質問を頂く場合もございますが、現状は私自身、朝から夜まで調理場、ホールで動きまくっている生活ですので、100%ご返事が出来ない場合もございますのでご了承ください。

何の仕事もそうですが一つのものを極めると言うことは死ぬまで修行です。
私自身、いまだに毎年フランスに出掛け、少しでも新しい事を吸収する様、心掛けております。
皆様の意見も参考にして自分を磨き、これからフランス料理を目指す若い人の為にも目標となり、私を育ててくれたフランス料理界に貢献したいと思っております。
         
 私たち料理人はよく人から言われるのですが、いつもフランス料理を作っているから普段はお茶漬けか何か簡単な物を食べていると思っている人が多いようです。
好みもありますが私自身の事を言わせと頂くと、20歳過ぎの頃フランス人と一緒に働いていて彼らの味覚に対する鋭さについていけなく情けない思いを随分しました。
彼らと違うところはどこかと考えた末、自分は生まれてきた時から日本人だという事です。
彼らは20年間、フランス料理を食べて生きているのに対して、私の味のベースは鰹だしであり、昆布だしであり又出汁じゃこでありました。
和食は嫌いではありませんが、それからは食生活をすべて洋食に切り替えて20年間の遅れを取り戻すかのように食べ込んで行きました。

今では色々な店でソースを舐めるだけでベースが解かります。
これからも、まだまだ、スリジェのフランス料理を食べに来て下さっているお客様の為にも、 どんどん食べて洋食のベース味の鍛錬を怠らず味覚を極めていきたく思っております。

現代の料理の流れから見ると、テクニック、食材の国境がなくなって他分野の物を取り入れたり、無国籍の料理が多くなっているのが現状です。
しかしフランス料理のベースで作った他国料理でも私が作るとフランス料理といえる様にしたいと考えております。